インスタグラムを運用していると、どうしても気になる数字があります。
フォロワー数です。
同じ業種のアカウントを見て、
「この会社は1万人もいる」
「うちはまだ数百人しかいない」
そんなふうに比べてしまうこともあると思います。
私も、フォロワーが多いアカウントほど、投稿への反応も大きいのだろうと思っていました。
そこで先日、直接の競合と参考になりそうなアカウントを合わせて15件、ログインした状態で実際に調べてみました。
すると、予想とは違う結果になりました。
ここがポイント
今回調べた15アカウントでは、フォロワー数が多いほど反応率も高い、とは言えませんでした。
むしろ、フォロワー数が少なくても、投稿への反応率が高いアカウントがありました。
フォロワー数が多いほど「集客力も強い」と思っていた
フォロワーが10万人を超えるような大きな集客系アカウントがあります。
数字だけを見ると、圧倒されます。
「これだけフォロワーがいるなら、投稿への反応もすごいんだろうな」
そう考えるのは自然だと思います。
でも、今回知りたかったのはフォロワー数そのものではありません。
実際の投稿に対して、どれくらいの人が反応しているのか。
そこで、フォロワー数だけでなく、投稿への反応まで見てみることにしました。
15アカウントを調べたら、予想と違う結果になった
今回、直接の競合と参考になりそうなアカウントを合わせて15件調べました。
それぞれ代表的な投稿を3本ずつ選び、いいね数とコメント数をフォロワー数で割って、反応率の目安を出しました。
今回の反応率の見方
(いいね数 + コメント数)÷ フォロワー数 × 100
今回は、アカウント同士を同じ条件で比較するための簡易的な指標として使っています。
そこで目についたのが、フォロワー10万人を超える大手アカウントでした。
今回確認した投稿では、反応率は約0.02〜0.23%。
一方、フォロワー数千人規模でも、対象のお客様がはっきりしているアカウントでは、約1.3〜5.9%という投稿がありました。
実際に調べて気づいたこと
フォロワー数だけでは、アカウントの反応の強さまでは分からない。
これは、数字を実際に並べてみたからこそ気づいたことでした。

「フォロワーが多い=集客できる」とは限らない
ここで大事なのは、フォロワー数を否定することではありません。
フォロワーが増えれば、発信を届けられる可能性のある人も増えます。
認知を広げたいときには、大切な数字です。
ただし、「フォロワーが多い」と「自分のお客様になりそうな人が反応している」は、同じではありません。
今回の調査で、私はここを分けて見る必要があると感じました。
反応率が高かったアカウントは「誰向けか」が分かりやすかった
数字を見たあと、今度は投稿の内容も見ていきました。
そこで気になったのが、誰に向けて発信しているのかです。
幅広い人へ向けた発信は、多くの人が読めます。
でも、内容が広くなりすぎると、読み手が「これは私のことだ」と感じにくくなることがあります。
一方で、対象のお客様がはっきりしている投稿は、フォロワー数がそれほど多くなくても、読み手との距離が近く見えました。
フォロワーを「何人集めたか」だけではなく、「誰とつながっているか」を見る。
インスタグラムを集客に使うなら、この視点はかなり重要だと思います。
ただし「反応率が高い=売上が高い」でもない
ここは、今回の記事で誤解してほしくないところです。
反応率が高いから、そのアカウントの売上も高い。
今回の調査だけでは、そこまでは分かりません。
いいねやコメントをする人が、必ず問い合わせをするわけでもありません。
集客を見るなら、その先も確認する
- どんな人が反応しているのか
- 保存やシェアにつながっているか
- プロフィールを見てもらえているか
- ホームページやLINEへ進んでいるか
- 問い合わせにつながっているか
つまり、フォロワー数も反応率も、それだけで集客の成否を決める数字ではないということです。
それでも、フォロワー数しか見ていなかった状態から一歩進むには、反応率はとても分かりやすい入口になります。
この調査から、競合アカウントの見方を変えた
今回15アカウントを調べてから、私は競合や参考アカウントを見るときの順番を変えました。
step
1
フォロワー数を見る
まずはアカウントの規模を確認します。ただし、ここだけで「強い・弱い」は判断しません。
step
2
投稿ごとの反応を見る
いいねやコメントをフォロワー数と比較して、どの投稿に反応が集まっているかを見ます。
step
3
誰が反応しているかを見る
コメントしている人が、見込みのお客様なのか、同業者なのか。それによって数字の意味は変わります。
step
4
なぜ反応したのかを考える
テーマなのか、タイトルなのか、写真なのか、悩みへの切り込み方なのか。
数字が良かった理由を、自分なりに言葉にしてみます。
この最後の「なぜ?」が大事です。
数字を眺めるだけなら分析で終わります。
理由を考えると、次の投稿に使えるヒントになります。
フォロワーが伸びないときに、最初に確認したい3つのこと
群馬県や埼玉県北部で事業をされている方の場合、全国から何万人ものフォロワーを集めることが、必ずしも最優先とは限りません。
地域でお客様を集めたい美容室、サロン、工務店、教室、士業などであれば、まず確認したいのは次の3つです。
フォロワー数の前に確認する
1. 誰に来てほしいのか
「地域の人」だけではなく、どんな悩みを持った人なのかまで考えます。
2. その人が反応する内容になっているか
こちらが伝えたいことではなく、お客様が「知りたい」と思うテーマになっているかを見ます。
3. 反応したあとに進む場所があるか
プロフィール、ホームページ、LINE、問い合わせなど、次の行動につながる導線も確認します。
フォロワーを増やす施策を考えるのは、そのあとでも遅くありません。
まとめ|見るべきなのは「人数」だけではなく「誰が反応しているか」
この記事のポイント
- 今回、競合・参考アカウント15件を実際に調べた
- フォロワー10万人超でも、確認した投稿の反応率は約0.02〜0.23%だった
- 数千人規模でも、約1.3〜5.9%の反応率が見られたアカウントがあった
- フォロワー数だけでは、投稿への反応の強さまでは判断できない
- 反応率だけでなく「誰が反応しているか」まで見る
- 最終的にはホームページ・LINE・問い合わせまでの導線も確認する
フォロワー数は、とても目立つ数字です。
だから、つい比べたくなります。
でも今回、実際に数字を調べてみて感じたのは、分かりやすい数字と、本当に見たい数字は同じではないということでした。
ここがポイント
「何人いるか」から、「誰が反応しているか」へ。
フォロワー数が伸び悩んだときほど、いったん人数から離れて、投稿の中身と反応している人を見てみてください。
Mikkeでは、群馬県・埼玉県北部の個人事業主・中小企業の方を中心に、インスタグラム単体ではなく、ホームページやLINEまで含めた集客導線を一緒に整理しています。
よくある質問
Q. フォロワー数を増やすこと自体は無駄なのでしょうか?
無駄ではありません。
フォロワーが増えることは、発信を届けられる可能性を広げることにつながります。
ただし、人数だけを目的にするのではなく、「誰にフォローしてもらいたいのか」まで考えることが大切です。
Q. Instagramの反応率はどうやって確認すればいいですか?
今回の調査では、比較しやすくするために、(いいね数+コメント数)÷フォロワー数×100で簡易的な反応率を計算しました。
ただし、自分のアカウントを分析する場合は、いいね・コメントだけでなく、保存、シェア、プロフィールへのアクセスなども合わせて確認すると、投稿の役割が見えやすくなります。
Q. フォロワーが少ないうちは、何を優先すればいいですか?
まず、誰に届けたいアカウントなのかをはっきりさせることをおすすめします。
そのうえで、その人が知りたい内容を発信し、プロフィールやホームページ、LINEなど次の行動へ進みやすい状態を整えます。
フォロワー数を増やすことだけを先に考えるより、集客につながる土台を作りやすくなります。
Q. 反応率が高ければ集客できていると考えていいですか?
反応率だけでは判断できません。
投稿への反応があっても、プロフィールやホームページを見てもらえていなかったり、問い合わせまで進んでいなかったりすることがあります。
反応率はゴールではなく、「発信が届いているか」を確認する一つの指標。
集客として見る場合は、その先の行動まで確認することが大切です。