ホームページとLINE、問い合わせ先はどちらにするべきか

ホームページとLINE、問い合わせ先比較

「ホームページにも問い合わせフォームがあって、LINEも始めた」。
それなのに当然のようにホームページの問い合わせフォームだけをご案内している人が圧倒的に多いです。

先に結論を書きます。

ここがポイント

ホームページだけをご案内するのはちょっと安易です。
「ホームページは検討材料を渡す場所」
「LINEは検討期間中、関係を切らさない継続接点」と役割がちがうからこそ、LINEをご案内したほうがいい場合もあります。

森谷
森谷
群馬県を拠点に「集客導線とAI活用」のコンサルをしている森谷です。Webマーケティングに26年携わり(フリー歴15年)これまで700名以上のクライアント様を支援してきました。

LINE公式アカウントの基本的な考え方は、LINE公式アカウントは「友だちを増やす」だけでは意味がないでも解説しています。
この記事は、その中の「ホームページとの役割分担」だけを深掘りしています。

「どちらか一方」で悩む前に確認したいこと

「フォームとLINE、両方あると管理が大変」というご相談をいただいたとき、まず確認するのは次のことです。

「どちらも同じ役割を持たせようとしていませんか?」

多くの場合、ホームページのフォームとLINEのどちらにも「とりあえず問い合わせを受け付ける窓口」という同じ役割を持たせてしまっています。
同じ役割の窓口が2つあると、お客様もどちらを使えばいいのか迷いますし、経営者側も管理が二重になります。

問題は「窓口が2つあること」ではなく、「役割が同じままになっていること」です。

繰り返し質問を減らす業務フロー改善01

ホームページとLINE、そもそも役割が違う

ホームページとLINEは、お客様が接するタイミングがそもそも違います。

ホームページ
検討材料を渡す


LINE
継続接点・個別対応

ホームページは、お客様がまだ「検討している段階」で開くものです。
料金・実績・会社の考え方など、じっくり比較・検討するための材料を渡す場所です。

LINEは、検討が続いているあいだ関係を切らさずにつなぎ、個別の質問に答えたり、予約や見積もりのやり取りをしたりする、1対1の場所です。

同じ「問い合わせ」でも、ホームページで受けるべき問い合わせと、LINEで受けるべき問い合わせは、本来別のものです。

ウェブサイトとLINEの顧客導線比較

お客様の温度感で使い分ける

役割の違いを踏まえて、私がお勧めしているのは次の使い分けです。

  • ホームページのフォーム:初めて会社を知った人向け。「まずは資料を見たい」「料金の目安を知りたい」という、検討の入り口の問い合わせ
  • LINE:ある程度検討が進んだ人向け。「うちの場合はどうなるか聞きたい」「予約したい」という、個別対応が必要な問い合わせ

ホームページ上でも、この違いをお客様に伝えておくと迷いが減ります。たとえば、フォームの近くに「まずは資料だけ見たい方はこちら」、LINEのボタンの近くに「個別に相談したい方はこちら」と一言添えるだけで、お客様は自分に合った窓口を選べるようになります。

たとえば

工務店を経営されている方の場合、ホームページにもLINEにも同じ案内文しか書かれておらず、どちらからも「見積もりだけ知りたい」という同じような問い合わせばかりで対応に追われていました。

フォームに「まずは施工事例と料金目安を見たい方はこちら」、LINEに「現地の状況を見て相談したい方はこちら」と書き分けたところ、フォームは事前情報が入った状態で来るようになり、LINEは個別対応が必要なものだけに絞られました。

自社の場合を相談してみる

二重管理にならないための工夫

役割を分けても、「結局どちらからも同じような質問が来て大変」という声もいただきます。その場合は、次の2点を見直してください。

  • フォームの項目を増やして、ある程度の情報を先にもらう:フォームで詳しい状況を聞いておけば、LINEでゼロから聞き直す手間が減ります
  • LINEのステップ配信で、フォームによくある質問への回答をあらかじめ流しておく:個別対応が必要な質問だけがLINEに残るようになります

窓口を減らすのではなく、それぞれの窓口に来る前の情報量を増やすことで、二重の手間は減らせます。

繰り返し質問を減らす業務フロー改善02

今日、これだけ確認してみてください

役割分担を作り直す前に、まず現状を確認してみてください。

step
1

ホームページのフォームとLINE、今どちらにも同じような問い合わせが来ていないか確認する

step
2

フォームの近くとLINEのボタンの近くに、それぞれ向いている人への一言があるか確認する

step
3

フォームで先に聞いておける情報が、LINEで毎回聞き直しになっていないか確認する

窓口を1つに絞る前に、まず役割が重なっていないかを見直してみてください。

まとめ

  • ホームページとLINE、どちらか一方に絞る必要はない
  • ホームページは「検討材料を渡す場所」、LINEは「検討期間中の継続接点」
  • お客様の温度感に合わせて、それぞれの窓口の役割を分ける
  • フォームの項目とLINEのステップ配信を工夫すれば、二重管理は減らせる

「窓口はあるのに、使い分けができていない」という段階からご相談いただけます。

問い合わせ導線を相談してみる

次に見直したいこと

ここまでで、入口・登録理由・配信・問い合わせ窓口とひととおり整いました。
最後に、LINE公式アカウントは「友だちを増やす」だけでは意味がないで、導線全体がひとつながりになっているか見直してみてください。

よくある質問

Q. LINEをやめて、ホームページのフォームだけに一本化してもいいですか。

一本化自体は可能ですが、個別のやり取りがしにくくなる分、検討が進んだお客様との継続接点が弱くなります。
業種によっては、LINEでの個別対応が成約の決め手になっている場合もあるため、まずは役割を分けて様子を見ることをお勧めします。

Q. ホームページを持っていません。LINEだけで問い合わせを受けてもいいですか。

比較検討の材料を渡す場所がないと、初めての方が不安なまま問い合わせることになります。
簡易的なものでも構わないので、料金や実績、自社の特徴が分かるページは用意しておくと安心感が違います。

Q. フォームの項目を増やすと、問い合わせ自体が減りませんか。

項目を増やしすぎると、その通り離脱が増えます。
「今すぐ必要な情報」だけに絞り、詳細はその後のやり取りに回す設計にすると親切です。


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森谷清乃|集客導線設計×AI活用コンサルタント

群馬を拠点にWeb集客とAI活用を支援する森谷清乃です。 Webマーケティング実務26年。WordPress構築サポート700件以上、CMS全国展開時の加盟企業向け導入支援、SEO講座の講師などを経験。 生成AIパスポートも取得し「集客の仕組み」と「AIの使いどころ」を掛け合わせながら、あなたのお仕事に合った実践的なサポートを提供します。