AIに聞いて店を選ぶ人が増えています。
では、そこで選ばれるために何をすればよいのか。
「AEO」「LLMO」「AIO」といった呼び方で、勉強会や講座が増えてきました。
関心が高まっている証拠だと思います。
ただ、何から手をつければよいのかという順番は、あまり語られません。
この記事では、私が実際にお客様と進めている順番をお伝えします。
結論から書きます。
新しく作るものは、ほとんどありません。
いまあるものを、正確に書き直すだけです。
この記事でお伝えしたいこと
AI検索に選ばれるために、新しく作るものはほとんどありません。いまある情報を、正確に書き直すだけです。
名乗りを揃える→条件を具体化する→よくある質問を用意する→結果を見て直す。この順番で進めます。
前提:AIは書いてあることしか読めません
順番の話をする前に、1つだけ確認させてください。
AIは、雰囲気を読み取れません。
写真の空気感も、お店の感じのよさも伝わりません。
文字で書いていないことは、存在しないのと同じになります。
ここが、これまでの集客といちばん違うところです。
人間のお客様は「なんとなくよさそう」で選んでくれました。
AIは選びません。
だから、やることは書き直すことに集中します。
STEP1|3か所の名乗りを揃える
いちばん最初にこれをやってください。
その日のうちに終わります。
3か所を開いて、並べて見比べます。
- ホームページ
- Googleビジネスプロフィール
- インスタグラムのプロフィール
見るのは3つだけです。
| 確かめること | よくあるズレ |
|---|---|
| 名前 | 屋号だけ/屋号+個人名/英語表記が混ざっている |
| 地域 | 「関東」「地域密着」など、場所が特定できない |
| 何屋か | 媒体ごとに違う言葉で説明している |
私も揃っていませんでした。
媒体ごとに書き直しているうちに、少しずつずれていきます。
ここがずれていると、AIは同じ会社だと判断できません。
新しく作るものはありません。
同じ言葉に直すだけです。
終わったかどうかの確かめ方
3か所の名乗りを紙に書き出して、一言一句同じになっていれば終わりです。
「ほぼ同じ」では足りません。

STEP2|条件を数字と固有名詞にする
次に、あいまいな言葉を具体的な言葉に置き換えます。
AIが照らし合わせられるのは、はっきりした情報だけです。
| よくある書き方 | 書き直した形 |
|---|---|
| 地域密着で対応します | 太田市・伊勢崎市を中心に対応します |
| 丁寧な仕事を心がけています | 施工前に現地を確認し、写真つきの見積もりをお出しします |
| お気軽にご相談ください | 平日9時〜18時、電話とLINEで受け付けています |
| リーズナブルな価格 | 一般的なご依頼で3万円〜8万円です |
左の書き方が悪いわけではありません。
ただ、照らし合わせられません。
「太田市の工務店は」と聞かれたとき、拾われるのは右側だけです。
終わったかどうかの確かめ方
自分のページを読んで、地名・時間・金額・回数のどれかが1つも出てこない段落を探してください。
見つかったら、そこがまだ書き直せていない場所です。
STEP3|よくある質問を一問一答で置く
3つ目です。
お客様から実際に聞かれることを、質問と答えの形で並べます。
- 対応エリアはどこまでですか
- 費用の目安はいくらですか
- どのくらいの期間がかかりますか
- 初めてでも相談できますか
一問一答は、AIがそのまま引用しやすい形です。
そして、人間の読者にとってもいちばん知りたい情報です。
どちらにも効きます。
作り方は簡単です。
問い合わせの文面と、電話で最初に聞かれた言葉を10件書き出してください。
想像で作らないでください。
実際に聞かれた質問だけを並べます。
終わったかどうかの確かめ方
質問が5つ以上あり、答えが3行以内になっていれば十分です。
答えが長いと、引用されにくくなります。

STEP4|結果を見て直す
ここまでで終わりにしないでください。
いちばん大事なのが4つ目です。
Googleアナリティクスに「AI Assistant」という項目が増えました。
AIから来た人を確認できます。くわしい見方と注意点はChatGPT経由で来たお客様が数えられるようになりましたにまとめました。
見る場所は「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」です。
ここで見てほしいのは、数ではなくページです。
AIがどのページを紹介しているか。
STEP2で書き直したページが出てくれば、効いています。
出てこなければ、まだ足りません。
なぜ4つ目がいちばん大事なのか
STEP1から3は、1回やれば終わります。
でも、AIの側は変わり続けます。
1回整えて放置すると、半年後には合わなくなります。
気づき
怖いのは、選ばれないことではありません。
直すのをやめてしまうことです。
この順番でやる理由
なぜこの順番なのか、書いておきます。
STEP1を飛ばして記事を増やしても、効きません。
名乗りがずれていると、いくら書いても別々の会社の情報として散らばるからです。
土台を揃えてから、中身を足す。
この順番だけは変えないでください。
そして、高額な「AI対策サービス」に申し込む前に、この4つを確かめてみてください。
4つとも、自分で無料でできます。
まとめ|AI検索に選ばれるために順番にやる4つのこと
この記事のポイント
- AIは書いてあることしか読めません
- 雰囲気や写真の空気感は伝わりません
- STEP1:3か所の名乗りを、一言一句同じに揃える
- STEP2:あいまいな言葉を、地名・時間・金額に置き換える
- STEP3:実際に聞かれた質問を、一問一答で5つ以上置く
- STEP4:AI経由でどのページが読まれたかを見て、直し続ける
- 順番を変えず、土台を揃えてから中身を足す
新しく作るものは、ほとんどありません。
いまあるものを、正確に書き直すだけです。
Mikkeでは、会社の強みを言葉にして、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・LINE・SNSを1本の流れにつなぐ設計をお手伝いしています。
「どこから直せばよいか分からない」という段階からご相談いただけます。
よくある質問
Q. 全部やるのに、どれくらいかかりますか。
STEP1はその日のうちに終わります。
STEP2とSTEP3で、あわせて数日ほどです。
STEP4は、数か月に1回見るだけです。
Q. ホームページがありません。
まずGoogleビジネスプロフィールとインスタグラムの2か所を揃えてください。
2か所でも効きます。
Q. 記事をたくさん書いたほうがよいですか。
STEP1が終わっていないうちは、増やしても散らばるだけです。
土台を揃えてからにしてください。
Q. 有料の「AI対策」を勧められました。
まずこの4つを確かめてください。
すべて自分で無料でできます。
それでも足りないと感じてから検討して間に合います。
参考: AI検索への対応(AEO)については、MarkeZineが開催する解説セミナーなど、学べる場が増えています。
※本記事の4つのステップは、筆者が実務で使っている手順です。
※上記セミナーの内容ではありません。