AIを学びたいけれど、何から手をつければよいのか分からない。
そんな方に向けて、無料で始めるための順番をお伝えします。
ChatGPTやClaude(クロード)など使えるAIは増えました。
無料の教材もたくさんあります。
でも選択肢が増えたことで、かえって「結局どれから始めればいいの?」と迷ってしまうこともありますよね。
結論からいうとAIの勉強を全部終えてから使い始める必要はありません。
まずは自分がやりたいことを1つ決めて、そのために必要なところだけ学んでみてください。
群馬県を拠点に「集客導線とAI活用」のコンサルをしている森谷です。Webマーケティングに26年携わり、フリーランス歴は15年。これまで700名以上のクライアント様を支援してきました。
Claudeの使い方を無料で学べる公式サイトが公開されました
先日、AIの「Claude」を開発しているAnthropicが、無料の学習サイト「Claude Academy」を公開したというニュースを読みました。
Claudeの基本的な使い方に加えて、Claude Code(クロード コード)やCoworkなど、サービスごとに学べる内容が用意されています。
私はClaudeを日々の仕事で使っているので、こうした公式の学習環境が整ってきたことは、これからAIを始める方にとってもよい変化だと感じました。
ここがポイント
最初から有料講座を探すのではなく、まず無料の公式教材で基本を確認し、実際に使ってみる。そのうえで、自分の仕事に合わせた支援が必要になったら、有料の講座や相談を検討するという順番もあります。
無料で基本を確認できる
AIを学ぼうと検索すると有料講座やスクールの案内もたくさん出てきます。
もちろん講師に質問できたり仲間と一緒に取り組めたりする講座には、それぞれの価値があります。
ただ、まだ何を学びたいのかも決まっていない段階なら、まず無料で試してみるのもよいと思います。
実際に触ってみることで、自分に必要な学びが少しずつ分かってくるからです。

開発元の説明を確認できる
AIは機能や画面が変わることも多いため、以前に見た解説と現在の使い方が違っている場合があります。
そんなとき、開発元が公開している説明は、基本的な使い方や現在の仕様を確認するための大切な手がかりになります。
ただし公式の説明だけですべての疑問が解決するわけではありません。
分かりにくいところは初心者向けの解説や実際の使用例も参考にしながら自分に合う方法で学べばよいと思います。
自分が使いたいサービスから学べる
Claude(クロード)には普段の文章作成や相談に使うチャットのほか開発作業を支援するClaude Code(クロードコード)、パソコン上の作業を支援するCowork(コワーク)など用途の異なるサービスがあります。
最初からすべてを覚える必要はありません。
メールの下書きを作りたい方とプログラムを作りたい方では最初に学ぶ内容が違って当然です。
AI活用が止まるのは、何をすればよいか分からないとき
私はこれまで企業の社員研修などでもAIの使い方をお伝えしてきました。
その中で感じたのは使い方を説明しただけでは、なかなか日々の仕事に取り入れてもらえないことがあるという点です。
研修を受けたときは「便利そう」と思っても翌日からの仕事の中で何に使えばよいのかが具体的になっていないと、いつものやり方に戻ってしまいます。
一方で普段使っている検索エンジンにAIの機能が入ってきたことで、少しずつ使い始める方もいました。
新しい道具を一から覚えるより、いつもの仕事の延長で使えるほうが最初の一歩を踏み出しやすいのだと思います。
「AIを使ってみて」よりも「このメールの下書きをAIで作ってみて」のほうが、何をすればよいかが分かります。
学習サイトも同じです。
全部を理解しようとするより今の自分に必要なページを1つ見つける。
そのほうが学んだことを実際の行動につなげやすくなります。

無料でAIを学び始める3つの順番
では、実際に何から始めればよいのでしょうか。
難しく考えず、次の3つの順番で進めてみてください。
1|やりたいことを1つ決める
最初に決めるのは使うAIの名前ではなく自分が何をしたいのかです。
たとえば、こんなことで構いません。
- お客様へのメールの下書きを作りたい
- 長い資料を短くまとめたい
- ブログ記事の構成を考えたい
- 会議のメモを整理したい
- 毎日繰り返している確認作業を少し楽にしたい
「AIを使えるようになる」では、何から始めればよいか分かりません。
でも「お客様への返信メールを1通作る」なら、今日から試せます。
2|必要なところだけ学習サイトで探す
やりたいことが決まったら、それに関係する使い方を探します。
最初からすべての教材を順番に読む必要はありません。
メールの下書きを作りたいなら、まずはClaudeの基本的なチャットの使い方から。
プログラムを作りたいなら、Claude Codeの説明を確認するというように、目的に合わせて選びます。
なお、Claude CodeやCoworkなどは利用環境やプランによって使える機能が異なる場合があります。
学習教材が無料であることと、すべてのサービスを無料で利用できることは別なので実際に使う際は公式の案内を確認してください。

3|その日のうちに1回試す
読んだあとは、できればその日のうちに1回だけ試してみてください。
最初から仕事で使える完成品を作ろうとしなくても大丈夫です。
たとえば、こんな文章を入力してみます。
最初に試すなら
「お客様からのお問い合わせに返信するメールの下書きを作ってください。丁寧で、かたすぎない文章にしてください。内容は次のとおりです。……」
出てきた文章を読んで「ここは少し違うな」と思ったら、そのままAIに伝えてみてください。
「もう少し短くして」「この言い方は使わないで」と修正をお願いするだけでもAIとのやり取りに慣れていきます。
うまくいかなかった場合も、そこで終わりではありません。
何が違ったのかが分かれば、次に何を聞けばよいかが見えてきます。

無料の教材と有料講座は、どう使い分ければよい?
無料で学べるなら有料の講座は必要ないのでしょうか。
私は、そうではないと思っています。
大切なのは、何を学びたいのかによって使い分けることです。
| 比較すること | 無料の学習サイト | 有料講座・個別相談 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 基本的な使い方を知る | 理解を深める・仕事に定着させる |
| 学び方 | 自分のペースで調べて試す | 講師への質問や実践課題を通して学ぶ |
| 向いている場面 | まず触ってみたい、基本を確認したい | 一人では進まない、業務に合わせて相談したい |
| 例 | Claudeで文章を作る方法を知る | 自社のどの業務にAIを取り入れるか整理する |
たとえば、工務店とサロンでは、同じAIを使うとしても日々の仕事やお客様との接点が違います。
工務店なら施工事例の整理や問い合わせ対応、サロンなら予約前の案内やSNS投稿の下書きなど使いどころも変わってきます。
道具の基本的な使い方は無料で学び、自分の仕事にどう取り入れるかで迷ったときに、講座や個別相談を利用する。
そんな使い分けもできます。
もちろん最初から誰かに教わったほうが進めやすい方もいます。
無料と有料のどちらが正しいということではなく自分が今どこで止まっているのかを考えて選ぶことが大切です。
動画が苦手なら、文章で学んでもいい
AIの学習というと動画を見ながら操作を覚えるイメージがあるかもしれません。
でも、動画のペースについていくのが大変だったり、途中で分からなくなって何度も戻したりすることもありますよね。
そんな方には文章で読める教材もおすすめです。
分からないところで止まって確認できますし必要な部分だけ読み返すこともできます。
私も50歳になり記憶力の衰えを感じる場面がありますので、学び方については以前より自分に合う方法を選びたいと感じています。
動画が合う方もいれば文章のほうが理解しやすい方もいます。
年齢に関係なく無理なく続けられる方法を選んでよいと思います。
大切なのは教材を最後まで終わらせることではなく、学んだことを自分の仕事や生活の中で使えるようになることです。
まとめ|AIは「学び終えてから」ではなく「使いながら」覚える
無料でAIを学び始めるなら、まずは次の順番を試してみてください。
最初の3ステップ
- やりたいことを1つ決める
- 必要なところだけ公式教材で確認する
- その日のうちに1回試してみる
AIの機能を全部覚える必要はありません。
まずは今の自分に役立ちそうなことを1つ試してみる。
その小さな経験が、次に何を学びたいかを教えてくれます。
無料の教材は学び始めるためのよい入口です。
でも教材を集めることが目的になってしまうと、なかなか仕事は変わりません。
「何を学ぶか」より先に「何を少し楽にしたいか」を考えてみてください。
そこから始めると、AIはぐっと身近な道具になります。
MikkeではAIを使って何かを作るだけでなく、日々の仕事や集客の改善につなげるための支援をしています。
ホームページ・Googleビジネスプロフィール・LINE・SNSなどの集客導線とあわせて、それぞれの業種や現在の状況に合ったAIの使いどころを一緒に考えます。
「AIを使ってみたいけれど、何から始めればよいか分からない」という段階からご相談いただけます。
よくある質問
Q. 英語が読めなくても大丈夫ですか?
日本語で読める公式の学習コンテンツも公開されています。まずは日本語のページから確認してみてください。英語のページしか見つからない場合は、ブラウザの翻訳機能などを利用する方法もあります。
Q. 無料の範囲だけでも仕事に使えますか?
文章の下書きや要約など、無料プランで試せることもあります。ただし、利用できる機能や回数には制限がある場合があります。まずは無料で試し、必要になった段階で有料プランを検討するとよいでしょう。
Q. どのくらいの時間が必要ですか?
最初から長い時間を確保する必要はありません。まずは短い時間で、やりたいことを1つ決めて試してみてください。操作に慣れるまでの時間は人によって違うので、無理のないペースで進めれば大丈夫です。
Q. パソコンが苦手でも始められますか?
はい。まずは普段使っているパソコンやスマートフォンで、短い文章を入力するところから始められます。難しい機能を覚えるより、身近な作業を1つ試すことをおすすめします。
参考・公式学習サイト
Claudeの学習を始めたい方は、公式の学習サイトから確認してみてください。掲載内容や利用できるサービスは変更される場合があります。
参考記事:「Claudeの使い方」を無料で学べる公式サイト登場 「Code」「Cowork」などサービスごとに解説(ITmedia AI+)