「AIは何を使っていますか?」
とよく聞かれるのですが、もしかして
「AIは、どれか1つに決めて使いこなしたほうがいい」
そう思っている方が多いのでしょうか。
先に結論を書きます。
AIは1つに決めなくていいです。
私は、壁打ちはChatGPT、仕事のパートナーはClaude Code(クロードコード)と分けて使っています。
この記事でお伝えしたいこと
AIが前の話を覚えているかどうかは、AIの頭の良さではなく、まわりの仕組みで決まります。
だから「どのAIがいちばんか」より、「どの仕事を、どのAIに任せるか」を自分で決めるほうが楽になります。
ChatGPTとClaude Code、使っていて何が違うのか?
最近、すごくやりづらいなと思うことがあります。
Claude Codeは、自分のパソコンの中のファイルを読ませながら使える道具です。
本当に人と話しているような感じです。
一度話したことを、覚えておいてもらえます。
ところがChatGPTは、毎回「はじめまして」のような状態です。
覚えてもらえているところもあります。
でも、大事なところが抜けていたりします。
そのたびに、すごく使いづらいなと感じています。
それでもChatGPTを使い続けているのはなぜか?
では、ChatGPTはもう使っていないのかというと、そうではありません。
壁打ちは、ChatGPTのほうがやりやすいのです。
壁打ちとは、答えを出す前に、思いついたことを誰かに話して整理することです。
ChatGPTは、くだけた話し方で答えるように設定できます。
音声で話すときの声の種類も選べます。
なので、同僚に相談するような形で壁打ちができます。
ただ、その「同僚」は、昨日言ったことや一昨日言ったことを覚えていません。
覚えていることもありますが、抜けていることもたくさんあります。
なので、仕事のパートナーにするには、ChatGPTは今の私には向いていないと思っています。
覚えているかどうかはAIの頭の良さで決まるのか?
ここで、少し仕組みの話をさせてください。
AIそのもの、つまり頭脳の部分は、会話が終わると前の話を忘れます。
これはChatGPTも、Claude Codeの中で動いているClaudeも同じです。
覚えているように見えるのは、まわりの仕組みが前の話をAIに渡し直しているからです。
私の場合は、自分の事業のことを書いたファイルを、Claude Codeが会話のたびに最初に読む使い方をしています。
だから、前の話がつながっているように感じるのです。
やり方は「AIに聞けば分かる」環境は大企業だけのもの?に書きました。
ChatGPTにも、その仕組みとして「メモリ」という機能があります。
ただ、私の使い方では、何が残っているのかが見えにくいと感じています。
「覚えていることもあるけれど、抜けていることもたくさんある」と感じるのは、そのためだと思っています。

AIに任せる役割は誰が決めるのか?
ちょうど、これに通じる記事を読みました。
ITmedia NEWSに載った、久松剛さんの「『現場任せのAI活用』が失敗するこれだけの理由」という記事です。
会社でAI活用がうまくいかないのは、現場にやる気がないからではない、という内容でした。
道具を配る前に「何のためにAIを入れるのか」を決めるのは経営する側の仕事だ、というのが久松さんの主張です。
この記事は会社に向けて書かれたものです。
ここからは、私の読み替えです。
ひとりで事業をしている人なら、決める人も現場も自分ひとりです。
だから、どのAIに何を任せるかも、自分で決めるしかないと私は考えています。
私の場合は、こう決めています。
- 思いつきを広げたい壁打ちは、話しやすいChatGPT
- 前の話を覚えていてほしい仕事は、事業のことを書いたファイルを読めるClaude Code
どちらが上、という話ではありません。
役割が違うだけです。
その場かぎりの相談は覚えていない同僚に、覚えていてほしいことは書いて置いておける相棒に任せます。
今日できる小さな使い分けは何か?
まず、次の3つをやってみてください。
step
1今AIに頼んでいることを、思いつくだけ書き出す
step
2それを「前の話を覚えていてほしいもの」と「その場かぎりでいいもの」に分ける
step
3覚えていてほしいものは、自分の事業のことを書いて置いておけるAIや機能に任せる
その場かぎりでいい相談は、いちばん話しやすいAIでかまいません。
全部を1つのAIでこなそうとしなくて大丈夫です。
注意
ChatGPTにも、指示やファイルを置いておける「プロジェクト」という機能があり、使い方しだいで前提を渡すことはできます。
この記事は、どちらのAIが優れているかを比べたものではありません。
AIの機能は頻繁に変わるので、使う前にその時点の機能を確かめてください。
まとめ|AIは1つに決めず役割で分ける
この記事のポイント
- Claude Codeは前の話を覚えていて、ChatGPTは毎回「はじめまして」に近いと感じている
- それでも壁打ちは、くだけた話し方や声を選べるChatGPTのほうがやりやすい
- 覚えているかどうかは、AIの頭の良さではなく、事業のことを書いて置いておく仕組みがあるかで決まる
- ひとりで事業をしているなら、どのAIに何を任せるかを決めるのも自分
群馬県を拠点に、個人事業主・フリーランス・家族経営の方たちの集客導線づくりとAI活用を支援しています。
「AIを入れてみたけれど、何をどれに頼めばいいか分からない」という方は少なくありません。
あなたの事業に合わせて、AIとの役割分担を一緒に考えるところからお手伝いできます。
よくある質問
Q. ChatGPTとClaude Code、どちらか1つだけ選ぶならどちらですか?
何を頼みたいかによって変わります。
前の話を覚えていてほしい仕事が多いなら、事業のことを書いて置いておける使い方ができるほうを選ぶと楽になります。
Q. ChatGPTに前の話を覚えてもらう方法はありますか?
「メモリ」や「プロジェクト」という機能があります。
大事な前提は、AIに覚えてもらうのを待つより、自分で書いて渡しておくほうが確実です。
Q. AIを2つ使うと、お金も手間も増えませんか?
無理に増やす必要はありません。
まずは今使っているAIで、「覚えていてほしいこと」を書いて渡すところから始めれば十分です。
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