ホームページのアクセスが減っても、やめてはいけない理由|AI・ゼロクリック時代のホームページの役割

ホームページは信頼の拠点

「ホームページを見てくれる人が、前より減った気がする」

アクセス解析を見ていて、そんなふうに感じている方もいるかもしれません。

先に結論を書きます。

それでも、ホームページはやめないほうがいいです。

なぜなら、AI検索が広がったことで、ホームページの価値がなくなったのではなく、役割が変わってきているからです。

この記事でお伝えしたいこと

これからのホームページは、「たくさんの人を呼び込む場所」だけではありません。

あなたの会社や仕事について正確な情報を置き、検索やAI、SNSなどであなたを知った人が、あとから確認できる「信頼の本拠地」としての役割が、むしろ大切になってきます。

森谷
森谷
群馬県を拠点に「集客導線とAI活用」のコンサルをしている森谷です。
Webマーケティングに26年携わり(フリー歴15年)これまで700名以上のクライアント様を支援してきました。

ホームページを作って終わりではなく、SNS、LINE、Googleビジネスプロフィールなども含めて、「お客様がどこから来て、どこで信頼し、問い合わせるのか」を見る仕事をしています。

検索しても、ホームページをクリックしない時代になってきた

少し前まで、何かを知りたければGoogleで検索して、検索結果に出てきたホームページを開くのが普通でした。

でも、いまは違います。

ChatGPTなどの生成AIに質問すれば、その場で答えが返ってきます。Google検索でも、AIによる回答が表示される場面が増えています。

知りたいことによっては、検索結果からホームページを開かなくても、そこで疑問が解決してしまうわけです。

こうした、検索しても外部サイトをクリックせずに行動が終わる現象は「ゼロクリック」と呼ばれています。

この流れを見ていると、ホームページを運営している側としては、ちょっと不安になります。

「これからホームページって、必要なくなるんじゃない?」

私も気になっていたところ、Web担当者Forumの記事で、SparkToroのランド・フィッシュキン氏の考え方を読みました。

そこで紹介されていたのが、ゼロクリックが増えても、自社サイトの重要性は下がっていないという考え方です。

ホームページの役割は「集める場所」だけではなくなった

ここが、私はいちばん腑に落ちました。

ホームページというと、どうしてもアクセス数を見てしまいます。

100人来た。500人来た。先月より減った。

もちろんアクセス数も大事です。でも、アクセス数だけでホームページの価値を判断すると、これからは少し見誤るかもしれません。

フィッシュキン氏の考え方では、ゼロクリック時代でも自社サイトには、大きく4つの役割が残ります。

AI・ゼロクリック時代のホームページの4つの役割

  • コンテンツの本拠地
    記事、サービス内容、実績、お客様の声など、自分たちの情報をまとめて置いておける。
  • 検索やAIにとっての情報源
    会社やサービスについて、正確で新しい情報をウェブ上に公開しておける。
  • 問い合わせや購入につながる場所
    SNSやAIなど別の場所で知ってもらっても、詳しく確認したり、申し込んだりする場所として使える。
  • 自分でコントロールできる場所
    デザイン、文章、見せ方、導線まで、自分の事業に合わせて設計できる。

SNSは、プラットフォームを借りて発信しています。

Googleビジネスプロフィールも、Googleの仕組みの中にあります。

でも、自分のホームページなら、自分で情報を整理し、必要なページを残していけます。

ホームページは、「人を呼び込む場所」だけではなく、「自分の情報をきちんと置いておく場所」になっている。

私は、この捉え方をすると、アクセス数が減ったときの見え方も変わると思っています。

ホームページは信頼の拠点

AI時代だからこそ「正しい情報を置く場所」が必要になる

もう一つ、大事だと思ったのがAIとの関係です。

ChatGPTやGoogleのAI機能などは、ウェブ上に公開されているさまざまな情報をもとに回答する場合があります。

だから、自社について正確に説明したページを持っておくことには意味があります。

たとえば、営業時間が変わった。

サービス内容が変わった。

昔はやっていたサービスを、いまはやっていない。

それなのにホームページが何年も前の状態だったら、ウェブ上には古い情報が残り続けます。

AIに紹介してもらいたいなら、まず「紹介されても困らない情報」を自分のサイトに置いておく。

これはAI対策以前の話でもあります。

お客様が検索してホームページを見たときにも、同じことが起きるからです。

「アクセスが少ないから更新しなくていい」ではなく、アクセスが少なくても、見つけた人が確認できる状態にしておく。

これからのホームページでは、この考え方がかなり大事になると思っています。

地域の小さな会社ほど、ホームページが「確認する場所」になる

これは、群馬県や埼玉県北部で仕事をしていても感じることです。

地域の仕事は、ホームページだけでいきなり契約が決まるとは限りません。

紹介だったり、商工会など地域の集まりだったり、セミナーだったり、SNSだったり。

先にどこか別の場所で知り合うことも多いです。

たとえば、名刺交換をしたあと。

気になった相手の名前や会社名を検索したことはありませんか?

私はあります。

「どんな仕事をしている人なんだろう」

「どんな会社なんだろう」

「ちゃんとしているところかな」

そこでホームページを見ます。

つまり、その場では問い合わせなくても、あとから確認される。

この役割は、アクセス解析の数字だけでは見えにくいところです。

ホームページは「あとから確認できる場所」

SNSの投稿は、どんどん流れていきます。

でもホームページなら、会社概要、サービス、実績、お客様の声、考え方などを整理して残しておけます。

「あの人、どんな人だったかな」と検索されたときに、きちんと答えられる場所。

地域の小さな会社や個人事業主にとって、これはかなり大切な役割です。

SNSかホームページか、ではなく「つなげて考える」

ここで、「じゃあSNSよりホームページを頑張ればいいんですね」と考える必要はありません。

私は、どちらか一つを選ぶ話ではないと思っています。

SNSにはSNSの役割があります。

Googleビジネスプロフィールにも役割があります。

LINEにも役割があります。

そして、ホームページにも役割があります。

大事なのは、それぞれをバラバラに運用しないことです。

集客導線として考えるとシンプルです

SNS・紹介・Google・AIなどで知る


名前や会社名を検索する


ホームページで詳しく確認する


LINE・問い合わせ・相談へ進む

こうして見ると、ホームページへのアクセスが以前より少なくなったとしても、集客導線の途中に必要な場所であることが分かります。

数だけを見るのではなく、「どんな人が、どんな場面でこのページを見るのか」を考える。

私は、これからはこちらの視点がもっと大切になると思っています。

自社の集客導線を相談してみる

アクセス数を見る前に、今日確認してほしい3つのこと

だからといって、大がかりなリニューアルをする必要はありません。

まず、自分のホームページを開いてみてください。

今日できるホームページチェック

  • 営業時間・サービス内容・料金などは最新ですか?
    終了したサービスや昔の情報が残っていないか確認します。
  • 実績やお客様の声を、文章でも読めますか?
    画像だけにせず、どんな支援やサービスをしているのかが文章でも分かるようにします。
  • 「誰が、何をしている会社なのか」が分かりますか?
    初めて来た人がトップページを見て、短時間で理解できるか確認します。

この3つなら、大きなサイト改修をしなくても確認できます。

私は、アクセス数を増やす施策を考える前に、まずここを整えることをおすすめします。

せっかく見つけてもらったときに、「この会社なら相談しても大丈夫そう」と思える状態になっているか。

まずは、そこです。

ホームページは信頼の拠点

まとめ|ホームページは「流れない本拠地」として残しておく

この記事のポイント

  • AI検索やゼロクリックによって、サイトを開かずに情報を得る場面が増えている
  • それでもホームページの重要性がなくなったわけではない
  • 自社サイトは、正確な情報・実績・サービスを置いておく「本拠地」になる
  • 検索やAIに参照される可能性を考えても、情報を最新に保つことが大切
  • 地域の事業者にとっては、紹介や名刺交換のあとに「確認される場所」にもなる
  • SNS、Google、LINE、ホームページを一本の集客導線として考える

ホームページへのアクセスが減ると、不安になります。

「もうブログを書いても意味がないのかな」

「SNSだけでいいのかな」

そんなふうに思うこともあるかもしれません。

でも私は、逆だと思っています。

情報があちこちに散らばる時代だからこそ、「ここを見れば、この人のことが分かる」という場所が必要です。

ホームページは、流れていきません。

だからこそ、残しておく価値があります。

よくある質問

Q. アクセスが少ないホームページは、作り直したほうがいいですか?

いきなり作り直す必要はありません。

まず、サービス内容、料金、営業時間、プロフィール、実績などの情報が現在の事業と合っているかを確認してください。

古い情報のままデザインだけ新しくしても、「信頼できる情報源」としては弱いままです。

Q. AIに自社を見つけてもらうには何をすればいいですか?

まずは特別なAI対策よりも、自社サイトに正確で具体的な情報を掲載することから始めます。

会社名、所在地、サービス内容、実績、プロフィールなどを、人にも検索エンジンにも理解しやすい文章で整理しておきます。

AIの回答に会社名が出た・出なかっただけで、「サイトを読んでいる・読んでいない」と判断することはできません。

Q. SNSだけではだめですか?

SNSには、新しい人に知ってもらったり、普段の活動を伝えたりする強みがあります。

一方ホームページには、サービスや実績などを整理して残しておける強みがあります。

どちらか一方ではなく、それぞれの役割を決めてつなげるほうが、集客導線を作りやすくなります。

Q. 更新する時間がありません。

全部を一度に直す必要はありません。

今日は営業時間とサービス内容。次はプロフィール。その次に実績。

「新しい記事を書く」より先に、「いま載っている情報を正しくする」ところから始めても十分です。

ホームページを「置いてあるだけ」から集客導線へ

サイトはある。でも、どう活かせばいいか分からない方へ

Mikkeでは、ホームページだけを見るのではなく、Googleビジネスプロフィール・SNS・LINE・AI検索まで含めて、お客様がどうやってあなたを知り、信頼し、問い合わせるのかを一緒に整理しています。

「ホームページはあるけれど、何年も更新できていない」

「SNSは頑張っているけれど、ホームページにつながっていない」

そんな段階からでも大丈夫です。

まずは、いまあるものをどうつなげればいいのか。一緒に整理していきましょう。

集客導線を相談する

参考にした記事

この記事を書くきっかけになったのは、Web担当者Forumで紹介されていた、SparkToroのランド・フィッシュキン氏による「ゼロクリック時代における自社サイトの役割」についての考察です。

参考:Web担当者Forum「AI×ゼロクリック時代、自社サイトはそろそろ不要になる?【SEOまとめ】」

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森谷清乃|集客導線設計×AI活用コンサルタント

群馬を拠点にWeb集客とAI活用を支援する森谷清乃です。 Webマーケティング実務26年。WordPress構築サポート700件以上、CMS全国展開時の加盟企業向け導入支援、SEO講座の講師などを経験。 生成AIパスポートも取得し「集客の仕組み」と「AIの使いどころ」を掛け合わせながら、あなたのお仕事に合った実践的なサポートを提供します。